GA4(Googleアナリティクス)の使い方|初心者が見るべき数字だけ解説【2026年】

収益化

「アクセス解析、入れたほうがいいらしい」。そう思ってGoogleアナリティクスを開くと、見たこともないメニューが左に並び、専門用語だらけの数字が視界を埋め尽くします。

私も最初はそうでした。設定しただけで満足して、それから3か月ほど一度も開きませんでした。開いても何を見ればいいのか分からなかったからです。

結論から言うと、ブログ初心者がGA4で見る画面は、全体の1割で十分です。残りの9割は、企業のマーケティング担当者が使うためのもので、記事が10本しかない段階では触る必要がまったくありません。この記事では、その「見るべき1割」だけに絞って設定から見方まで説明します。

  • GA4(Googleアナリティクス4)とは何を測る道具なのか
  • サーチコンソールとの役割の違い(ここを混同すると迷子になります)
  • アカウント作成からWordPressへの設置までの具体的な手順
  • ちゃんと計測できているかを1分で確かめる方法
  • 初心者が見るべき5つの数字と、見なくていい機能
  • 自分のアクセスを除外する方法とその落とし穴
  • 数字が0のまま・二重計測など、よくあるつまずきの直し方

運営者ニコリよりGA4は「全部理解してから使う」ものではありません。5つの数字だけ見られる状態にして、あとは記事を書くほうに時間を使ったほうが、ブログは確実に伸びます。

結論:初心者がGA4でやることは3つだけ

細かい話に入る前に、この記事のゴールをはっきりさせておきます。

  1. 設置する:GA4のアカウントを作り、測定IDをWordPressに入れる(30分程度)
  2. 確認する:リアルタイムレポートで自分のアクセスが映るかを見る(1分)
  3. 月に1回だけ見る:レポート画面の決まった場所で、5つの数字だけチェックする

これ以外は当面やらなくて構いません。コンバージョン設定も探索レポートもGoogleシグナルも、月に数百人が来るようになってから覚えれば間に合います。最初から全部やろうとして挫折する人のほうが、はるかに多いというのが正直な実感です。

そもそもGA4(Googleアナリティクス)とは何なのか

GA4は、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。あなたのブログに誰が・どこから来て・どのページを・どのくらい読んだかを記録してくれます。

名前の「4」はバージョン4という意味。以前の「ユニバーサルアナリティクス(UA)」は2023年7月にデータ収集が終了しており、今から始める人はGA4しか選べません。ネット上で「UAでは〜」という古い解説を見かけても無視して大丈夫です。

UAは「セッション(訪問)」中心、GA4は「イベント(行動ひとつひとつ)」中心と、数字の考え方そのものが違います。そのため古い記事の「直帰率」のような指標は、GA4では見当たらなかったり意味が変わっていたりします。用語が噛み合わないと感じたら、その解説がUA時代のものか疑ってみてください。

個人ブログの規模なら完全に無料です。ただし無料の代償として「訪問データがGoogleに渡る」という側面はあります。そのためプライバシーポリシーのページに「アクセス解析ツールを使っています」という旨を明記しておく必要があり、これはGoogleアドセンスの審査でも見られる項目です。GA4を入れたらセットで整えておくと安全です。

サーチコンソールとの違い|「来る前」と「来た後」

ここが初心者の一番の混乱ポイントです。どちらも無料で、どちらも「入れておくべき」と言われる。それで両方入れたあと、どっちで何を見ればいいのか分からなくなる。私がまさにそうでした。

覚え方はシンプルです。サーチコンソールは「来る前」、GA4は「来た後」を見る道具です。

  • サーチコンソール(GSC):Google検索の結果画面での出来事。どんなキーワードで表示され、何回クリックされ、検索順位は何位か。読者がサイトに来る前の世界。
  • GA4:サイトに入ってきた後の出来事。どのページを読み、どのくらい滞在し、次にどこへ行ったか。読者が来た後の世界。

たとえば「記事の順位が上がらない」はサーチコンソールの領域、「アクセスは来ているのにすぐ帰ってしまう」はGA4の領域です。片方だけでは片手落ちなので最終的には両方入れますが、優先度はサーチコンソールのほうが高いと私は思っています。検索から人が来ていなければ、GA4に映るものが何もないからです。

両者は連携でき、GA4の画面内で検索キーワードのデータも見られるようになります。ただし連携しなくてもそれぞれの画面で見られるので、初心者のうちは急がなくて構いません。

GA4の設置手順|アカウント作成からWordPressまで

準備するのはGoogleアカウントと、WordPressの管理画面にログインできる状態の2つだけ。所要時間は30分程度です。

ステップ1:GA4のアカウントとプロパティを作る

  1. Googleアナリティクスの公式サイト(analytics.google.com)にアクセスし、使いたいGoogleアカウントでログインします。
  2. 「測定を開始」をクリックし、アカウント名を入力します。管理上の名前なので、ブログ名でもニックネームでも構いません。
  3. データ共有設定のチェックボックスは、よく分からなければ既定のままで問題ありません。
  4. プロパティ名を入力します。ブログ名にしておくと後で分かりやすいです。
  5. レポートのタイムゾーンを「日本」、通貨を「日本円」に変更します。ここを英語圏のままにすると、日付の区切りがズレて数字が読みにくくなります。必ず変えてください。
  6. 業種とビジネス規模を聞かれます。個人ブログなら「小規模」、業種は近いものでOK。この選択で計測内容は変わりません。
  7. ビジネス目標は「ウェブサイトやアプリのトラフィックを分析する」といった趣旨の項目を選びます。
  8. 利用規約に同意します。国は「日本」を選んでください。
  9. データストリームの設定で「ウェブ」を選び、ブログのURLとストリーム名を入力します。
  10. 作成が完了すると「G-」で始まる測定IDが表示されるのでコピーします。これがこの後ずっと使う「あなたのブログの番号札」です。

測定IDを見失っても慌てなくて大丈夫です。GA4の画面左下にある歯車マーク(管理)→「データストリーム」→自分のサイト名をクリックすれば、いつでも再確認できます。

ステップ2:測定IDをWordPressに設置する

コピーした測定IDを、WordPress側に貼り付けます。方法は複数ありますが、どれか1つだけやってください。複数やると後述する二重計測の原因になります。

方法A:使っているテーマの入力欄に貼る(最も確実)
Cocoon、SWELL、AFFINGER、SANGO、JINなど日本の主要テーマには、測定IDを入れる専用の欄があります。管理画面の「テーマ設定」や「カスタマイズ」内の「アクセス解析」「Google Analytics」といった項目に測定IDを貼って保存するだけ。プラグインを増やさずに済むのが利点で、私はこの方法です。

方法B:Site Kit by Googleプラグインを使う
テーマに入力欄がない場合は、Google公式の「Site Kit by Google」が手軽です。有効化して案内どおりGoogleアカウントを連携すれば、測定IDを手で貼らなくても自動でつながります。サーチコンソールも同時に設定できます。

方法C:Googleタグマネージャー(GTM)を使う
複数の計測タグをまとめて管理したい人向けです。正直、始めたばかりの段階では管理する対象が1つしかないので、覚える手間に見合いません。将来広告タグを増やす段階で検討すれば十分です。

「テーマの入力欄にも入れた」「Site Kitも入れた」「念のため直接コードも貼った」——この状態にすると1人の訪問者が2人・3人としてカウントされます。アクセスが急に倍増して喜んだ後、間違いだと気づいてがっかりする人が本当に多いパターンです。設置は必ず1つの方法だけにしてください。

WordPressの初期設定まわりでほかにやっておくべきことは、WordPress開設後にやるべき初期設定チェックリストにまとめてあります。GA4の設置はその中の1項目という位置づけです。

計測できているかを1分で確認する方法

設置したら必ず動作確認をしてください。これを飛ばして数週間放置し、実は測れていなかった、というのが一番もったいないパターンです。

  1. スマホでもPCでも構わないので、自分のブログを開きます。トップページでも記事ページでもOKです。
  2. GA4の画面に戻り、左メニューの「レポート」をクリックします。
  3. 「リアルタイム」を選びます。
  4. 「過去30分間のユーザー」が1以上になっていれば、計測は成功しています。

反映まで数十秒かかることがあるので、0だったら少し待ってから画面を更新してみてください。

  • 測定IDの貼り間違い:前後に余計な空白が入っていないか、「G-」から始まっているかを確認。UA時代の「UA-」で始まるIDは使えません。
  • 保存できていない:テーマ設定の「変更を保存」を押し忘れていないか。
  • 広告ブロッカー:ブラウザにuBlock Originなどの拡張機能が入っていると、あなた自身のアクセスがブロックされて映りません。シークレットウィンドウやスマホの4G回線で試すと切り分けられます。
  • キャッシュ:キャッシュ系プラグインを使っている場合、古いページが配信されていてタグが読み込まれないことがあります。キャッシュを削除してから再確認を。
  • IP除外を先に設定してしまった:後述の自分のアクセス除外を先に済ませていると、当然ながら自分の訪問は映りません。この場合はスマホのモバイル回線でアクセスして確認します。

初心者が見るべき5つの数字だけ

ここが本題です。GA4のレポート画面には数十の項目がありますが、記事が数十本の段階で意味を持つのは以下の5つだけだと私は考えています。

1. ユーザー数(アクティブユーザー数)

期間中にサイトを訪れた人の数です。同じ人が3回来ても1とカウントされます。ブログの成長を測る一番シンプルな数字なので、まずはこれが先月より増えているかだけを見ます。

2. 表示回数(ページビュー)

ページが何回開かれたかの合計です。ユーザー数に対して表示回数が大きく上回っていれば、1人が複数の記事を読んでくれているということ。内部リンクが効いているサインです。

3. エンゲージメント率

「ちゃんと読まれた訪問」の割合です。10秒以上滞在する、2ページ以上見るといった条件を満たすとエンゲージメントありと判定されます。UA時代の「直帰率」の裏返しに近い指標です。極端に低い記事は、タイトルと中身が噛み合っていない可能性があります。

4. 平均エンゲージメント時間

読者が実際にページを見ていた時間の平均です。数秒しかない記事は、開いた瞬間に「思っていたのと違う」と閉じられている可能性が高いと考えられます。

5. 流入経路(どこから来たか)

レポート→「集客」→「トラフィック獲得」で見られます。「Organic Search」が検索から、「Direct」がブックマークやURL直打ち、「Organic Social」がSNSからです。検索流入が伸びているかどうかが、ブログの健康診断そのものです。

  • 1〜4の数字:レポート →「レポートのスナップショット」または「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」
  • 記事ごとの成績:「ページとスクリーン」で表示回数の多い順に並ぶので、上位10本だけ見れば十分
  • 流入経路:レポート →「集客」→「トラフィック獲得」

運営者ニコリより私は月初に15分だけGA4を開いて、「先月よく読まれた記事トップ5」をメモするようにしています。それだけで次に何を書けばいいかが見えてきます。毎日開くのは、正直あまり意味がありませんでした。

逆に、初心者が見なくていい機能

ここまで読んで「他のメニューは何なの?」と気になっていると思うので、はっきり書いておきます。以下は当面スルーで構いません。

  • 探索(データ探索):自分でレポートを組み立てる高機能ツール。分析する母数がなければ意味がありません。
  • キーイベント(コンバージョン)設定:売る商品や登録フォームができてから設定すれば十分です。
  • 広告メニュー:Google広告を出稿している人向け。出していないなら無関係です。
  • Googleシグナル:デバイスをまたいだ計測の設定。少人数のデータでは効果が実感できません。
  • ユーザー属性(年齢・性別):アクセスが少ないうちは推定精度が低く、「不明」ばかりになります。

これらは「いつかやる」リストに入れて忘れてください。数字を見る時間より、記事を1本書く時間のほうが確実にブログを伸ばします。アクセス解析に凝り始めて記事が止まるのは、初心者が陥りやすい罠です。

自分のアクセスを除外する方法

放っておくと、自分が記事を確認するたびにカウントされます。月に10人しか来ていないブログで半分が自分だった、というのはよくある話です。数字が正しく読めなくなるので早めに除外しましょう。

方法1:GA4の内部トラフィック設定でIPを除外する

  1. ブラウザで「IPアドレス 確認」と検索し、自分のIPアドレスを調べます。
  2. GA4の画面左下の歯車マーク(管理)→「データストリーム」→自分のサイトを選びます。
  3. 「タグ設定を行う」→「すべて表示」→「内部トラフィックの定義」を開きます。
  4. 「作成」を押し、ルール名(例:自宅)と調べたIPアドレスを入力します。マッチタイプは「IPアドレスが次と等しい」を選びます。
  5. 保存後、管理画面の「データフィルタ」に戻り、「Internal Traffic」の状態を「テスト」から「有効」に変更します。ここを変え忘れると除外が効きません。

家庭用のインターネット回線のIPアドレスは、再起動や契約によって変わることがあります(動的IP)。変わった瞬間から除外は効かなくなり、また自分がカウントされ始めます。さらに、スマホのモバイル回線やカフェのWi-Fiからアクセスすれば当然カウントされます。IP除外は「完璧な対策」ではなく「だいたい減らす対策」だと思ってください。

方法2:ブラウザ拡張機能でオプトアウトする

Google公式の「Google アナリティクス オプトアウト アドオン」を入れると、そのブラウザからのアクセスは計測されなくなります。IPが変わっても効き続けるのが利点ですが、そのブラウザ限定なのでスマホや別のPCからはカウントされます。

私はIP除外をしたうえで「多少混ざるのは仕方ない」と割り切っています。立ち上げ直後は絶対値より先月比の増減を見るほうが実用的です。10が30になったなら、自分の分が混ざっていても増えたことは間違いないからです。

データが貯まってきたら何をするか

3か月ほど運用すると記事ごとの差が見えてきます。やることは「表示回数トップ5の記事に追記して伸ばす」「エンゲージメント時間が極端に短い記事の導入文を直す」「アクセスがある記事にだけ収益導線を置く」の3つです。人が来ていないページに広告を貼っても意味がありません。

収益化そのものの流れはAIを使ってブログで稼ぐ方法|初心者向け全7ステップで解説しています。アドセンス審査を控えている人は、GA4の設置と同時にプライバシーポリシーの整備が必要になるのでアドセンス審査に落ちた人へ|合格チェックリストも合わせて確認しておくと二度手間になりません。

よくある質問(FAQ)

Q. 設置前のアクセスデータは見られますか?

見られません。GA4は設置した瞬間から記録を始めるツールで、過去に遡ることはできません。だからこそブログを始めたらできるだけ早く入れておくべきです。後回しにすると、その期間のデータは永久に失われます。

Q. サーチコンソールとどちらを先に入れるべき?

サーチコンソールが先です。記事をGoogleに認識してもらう「インデックス登録」の申請ができるのはサーチコンソールだけで、立ち上げ直後はこれが最も影響が大きいためです。

Q. データが反映されるまでどのくらいかかりますか?

リアルタイムレポートは数十秒で反映されます。ただし通常のレポートは24〜48時間ほど遅れることがあるので、「昨日のアクセスが表示されない」というのは故障ではありません。

Q. プラグインを増やしたくないのですが、必須ですか?

必須ではありません。テーマの測定ID入力欄を使えばプラグインは不要です。テーマに欄がない場合だけSite Kitを検討してください。

まとめ

GA4は多機能すぎて、初心者を圧倒するように作られています。でも実際に必要なのは、設置して、動作を確認して、月に1回5つの数字を見る。それだけです。

  • GA4は「サイトに来た後」、サーチコンソールは「来る前」を見る道具
  • 設置方法は1つだけ選ぶ(テーマの入力欄が最も手軽で確実)
  • 設置後は必ずリアルタイムレポートで計測を確認する
  • 見るのはユーザー数・表示回数・エンゲージメント率・平均エンゲージメント時間・流入経路の5つ
  • 探索・キーイベント・広告メニューは当面スルーでいい
  • 自分のアクセス除外は「完璧」にはできない。増減を見るほうが実用的
  • 過去データは遡れないので、早く入れておくほど得

運営者ニコリより最初の数か月は、数字を見てもほとんど動きません。そこで落ち込む必要はまったくなくて、私も3か月目まで1日数人でした。GA4は「今日の成績表」ではなく「半年後に効いてくる記録」だと思って、気楽に付き合ってください。

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